コラム

スマホの見過ぎで目が疲れる?若者に増加中の”スマホ老眼”

2025.10.06

「最近スマホの文字がかすむ…」

「ピントが合いにくい」

「目が乾きやすい」

これらの症状、スマホ老眼かもしれません。

スマホ老眼とは?

一般的にきく老眼は、加齢により目の調節機能が衰えることで起こります。近くのものが見えにくいのが代表的な症状です。

そしてスマホ老眼は、スマホなどの画面を長時間見ることにより、老眼と同じような症状がでることです。

例えば

・近いものが見えにくい

・目が疲れる

・目が霞む

・目が乾く

・目疲れから頭痛、肩こり

等々。老眼とは違い、症状が一時的なものがほとんどですが、スマホの長時間の使用は場合によっては視力の著しい低下に繋がることもありますので要注意です!

スマホ老眼が引き起こす見落とされがちな影響

スマホを常に持っているかたは、時間帯を気にせず朝起きてすぐや夜寝る直前など使用していませんか?

そんなかたは特にこんな症状に悩まされやすくなります。

①睡眠の質の低下

→スマホの見過ぎによる自律神経の乱れで睡眠の質低下に繋がります。また、自律神経の乱れの症状でも目の症状があげられ、眩しく感じやすくなったりピント調節の不調を感じる場合もあるそうです。

②肩こり、頭痛

→長時間のスマホの使用は姿勢不良(筋肉の緊張)や血行不良を起こし、肩こりや頭痛を引き起こす原因になります。

③集中力の低下

→見えにくさや肩こり頭痛による身体的な辛さからくる集中力の低下が起こります。

対策!スマホ老眼を防ぐ生活習慣

皆さん、デジタル端末画面の見過ぎに『20-20-20ルール』という対策があることを知っていますか?

米国眼科学会が出している眼精疲労対策です。

☆やり方☆

20分ごとに、20秒間、20フィート(6m)離れた場所を見る

これだけです。

意識的なまばたきも忘れずに。

ちなみに、スマホなど強い光は入眠ホルモンの「メラトニン」の分泌を抑制してしまうので寝る1〜2時間前にはスマホなどは触らないようにするのがオススメです。

リラックスと血流改善がカギ

目の疲れは「血流の悪さ」からも来ます。

血流を良くするためには、「首・肩・目のまわりを温める」ことが効果的です。

例えば、ホットタオルを使ってみたり、そこにアロマの香りを追加してリラックスしてみたり。濡れるのが苦手なかたはレンジで温めるものを使ったり、市販のホットアイマスクを使ってみるのも良いですね

緊張状態を緩めることがスマホの見過ぎによる目疲れ改善に近づきます

鍼灸ができること

スマホ老眼は一時的ではありますが、目周り以外の首肩にも負担がかかります。

姿勢不良は血流を悪くするとお伝えしましたが、この血流改善に鍼灸はとてもお役に立てます。

目周りだけでなく、連動してかたくなる首肩や頭周りまではり・お灸を使って緩めていきます。

「頭や目の鍼って少し怖い…」と思われるかたもいらっしゃると思いますが、頭や目元の鍼をしていても寝落ちされるかたの方が多いのでリラックスして受けていただけます。

こわい場合は、ご相談いただければ刺さない鍼を使いながら刺激を入れることもできますよ♪

さいごに

スマホが手放せない現代で、目の疲れやスマホ老眼は、多くの人が抱える悩みのひとつになっていますね。

でも、ほんの少し目をいたわる時間を持つだけで、体も心も楽になります。

目の疲れが気になる方、リラックスしたい方はどうぞお気軽にご相談ください^_^