コラム
生理前の辛さにサヨナラ!〜鍼灸とPMS〜
2024.09.08
こんにちは。今回は女性特有のお悩みのひとつであるPMS (月経前症候群)についてお話していこうと思います。
PMSとは?-原因や症状-
PMS (月経前症候群)は、多くの女性が月経周期の一定期間前に経験する身体的、精神的な症状のことを指します。
PMSが起こる原因は主にホルモンバランスの変動といわれています。生理前(黄体期)になると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量は大きく変動します。特に生理直前の数日は急激にこれらのホルモンが低下し、この急激な変化によって様々な不調が出ているとされています。
ストレス、栄養不足などでも症状が強くなると考えられています。また、PMSにはさまざまな症状があり、具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 不安やイライラ
- 頭痛や偏頭痛
- 胸の張りや痛み
- 体のむくみ
- 便秘や下痢
- 疲労感や倦怠感
症状に個人差はあり、他にも様々な不調をきたすことがあります。
鍼灸がお役に立てること
まず東洋医学では「気・血・水」のバランスが崩れることにより様々な不調が出ると考えられています。
PMSの原因は完全には分かっていない部分があり、そういった症状に鍼灸はお役に立てることが多いです。
鍼やお灸を用いて、血液循環を促し自律神経・ホルモンバランスを整えていきます。
おすすめのツボ
では、実際の施術でも使用するツボの中でセルフケアで使いやすいツボをいくつかご紹介していきます。
- 三陰交(さんいんこう):生理前の不安やイライラ、頭痛、胸の張りなどの症状を緩和しやすくします。
- 太衝(たいしょう):体のむくみや便秘、下痢などの消化器系の不調を緩和します。
- 関元(かんげん):生理前の疲労感や倦怠感を軽減し、体のバランスを整えます。
さいごに
PMS(月経前症候群)の原因と症状が様々なように、お身体の状態もひとりひとり違います。
はり灸ルメリアでは、その日のお体の状態を丁寧にお聞きしながらの施術を心がけております。
お困りの症状がございましたらお気軽にお問い合わせください。